利他が会社を強くする。TFが「人」を競争力の中心に置く理由
- Daisuke Neigisi

- 8月13日
- 読了時間: 9分

AIによって、システム開発の世界は大きく変わりました。
コードを書くスピードは上がり、資料作成も、要件整理も、テストも、調査も、以前とは比較にならないほど効率化されています。
これからさらにAIが進化すれば、「技術を持っていること」だけでは、会社の圧倒的な差別化にはならなくなると私は考えています。
では、最後に何が残るのか。
私は、「誰のために仕事をするのか」という人間の姿勢だと思っています。
Tomorrow Future株式会社(以下、TF)には、私が非常に大切にしている強みがあります。
それは、「利他の精神を持ったメンバーが集まっていること」です。
少し精神論のように聞こえるかもしれません。
しかし会社を経営し、数多くのプロジェクトに関わってきた中で、私はむしろ「利他」は極めて合理的な経営戦略だと考えるようになりました。
利他的なメンバーがお客様の事業を本気で考える。お客様の事業が成長する。結果としてTFへの信頼が高まり、契約が継続する。さらに新しい相談や仕事が生まれる。TFの売上が伸びる。そして、その利益を人材や技術へ再投資することで、さらに大きな価値をお客様へ返せるようになる。
この循環こそが、私たちがつくろうとしている「TF経済圏」です。
「自社の売上」から考える会社と、「顧客の成功」から考える会社
システム開発会社の営業では、どうしても「何人月の案件なのか」「予算はいくらなのか」「何人アサインできるのか」「いつまで契約が続くのか」といった話が中心になります。
もちろん、会社である以上、売上や利益は重要です。TFも営利企業ですから、利益を出さなければ組織を維持できません。
しかし、順番を間違えてはいけないと思っています。
自分たちの売上を増やすために、お客様へ何を売るか。
ではなく、
お客様の事業を伸ばすために、自分たちに何ができるか。
TFが大切にしているのはこちらです。
この二つは似ているようで、実際のプロジェクトでは大きな違いになります。
例えば、お客様から「このシステムを開発したい」と相談されたとします。
受託開発会社として考えれば、要件を確認して、見積もりを作り、開発契約を締結することが正解かもしれません。
しかし、本当にそのシステムを作る必要があるのでしょうか。
もっと小さく始められないのか。既存サービスで代替できないのか。そもそもお客様が解決したい経営課題は何なのか。開発した結果、売上は増えるのか。業務は効率化するのか。現場は本当に使うのか。運用開始後に誰が改善していくのか。
利他的に考えるということは、こうした問いをお客様と一緒に考えることだと思っています。
場合によっては、**「今は開発しない方がいいと思います」**とお伝えすることさえあります。
短期的にはTFの売上が減るかもしれません。それでも、お客様にとって正しい判断であれば、私たちはそちらを選びたい。
なぜなら、その判断の積み重ねが長期的な信頼につながるからです。
利他的な人は「言われたこと」だけをやらない
私がTFのメンバーを見ていて強く感じるのは、利他的な人ほど仕事の範囲を自分で限定しないということです。
「それは契約範囲外です」「それは自分の担当ではありません」「指示されていないのでやっていません」
もちろん契約や責任範囲を明確にすることは重要です。
しかし、プロジェクトを成功させるためには、その境界線だけでは解決できない問題が必ず発生します。
システム開発、新規事業、DX、AI導入、ベトナムオフショア開発。どれも、最初に決めた計画通りには進みません。
技術的な問題だけではありません。
経営と現場の認識が違う。部署間で利害が異なる。要件が固まらない。予算が変わる。担当者が退職する。経営判断が遅れる。外部ベンダーとの調整が必要になる。既存システムとの連携で想定外の問題が発生する。
TFが競争力を持つべき領域として考えているのも、こうした利害関係者の多い複雑案件、レガシー刷新、データ移行、ガバナンス、運用保守、現場での合意形成といった、「型だけでは解決できない仕事」です。
ここではAIだけでも、優秀なエンジニアだけでも足りません。
最後に必要になるのは、「どうすればこのプロジェクトを成功させられるだろう」と、自分の担当領域を越えて考える人です。
私は、それが利他の力だと思っています。
AI時代だからこそ「人間性」が企業価値になる
生成AIによって、技術そのものは急速にコモディティ化しています。
以前なら数日かかっていた作業が数時間になり、専門家しかできなかった仕事の一部をAIが支援できるようになりました。
これは素晴らしい変化です。TF自身もAIを積極的に活用しています。
しかしAIの能力が高くなればなるほど、逆に重要になるものがあります。
それが、**「何のためにAIを使うのか」**という人間側の意思です。
AIはコードを書けます。AIは資料を作れます。AIは分析できます。
しかし、お客様の会社の未来に責任を持ちたいとは思いません。プロジェクトが失敗しそうなときに「なんとか成功させたい」と悔しがることもありません。お客様の売上が伸びたときに、一緒になって喜ぶこともありません。
だから私は、AI時代の企業競争力は単純な「AI活用能力」だけでは決まらないと思っています。
AI × 経験 × 人間力。
この掛け算が重要になります。
TFが売っているのは「開発工数」ではない
TFはこれから、単なるシステム開発会社からさらに進化していきます。
私たちが提供したいのは、エンジニアの人数でも、開発工数でもありません。
お客様の事業を前へ進める力そのものです。
新規事業を立ち上げたい。AIを事業に取り入れたい。ベトナムオフショア開発を活用したい。既存システムを刷新したい。DXを進めたい。企画はあるけれど、何から始めればいいかわからない。開発会社に頼んでいるけれど、プロジェクトがうまく進まない。
そんなときに、**「とりあえずTFに相談してみよう」**と思ってもらえる会社になりたいと思っています。
企画、事業戦略、要件定義、PM・PMO、設計、開発、ベトナムオフショア、AI活用、運用監視、改善。
必要であれば、その境界線を越えて一緒に考える。
TFが目指しているのは、そんな会社です。
「作って終わり」にしないことも利他だと思う
システム開発では、リリースするとプロジェクト終了という考え方がまだあります。
しかし、お客様にとっては逆です。
システムが完成した瞬間がスタートです。
実際にユーザーが利用し、データが蓄積され、問題が見つかり、改善を繰り返して、初めて事業価値が生まれます。
だからTFは、開発して終わる会社ではなく、企画 → 設計 → 開発 → 運用 → 評価 → 改善まで関わる会社でありたいと考えています。
初期コストや納期だけではなく、投資判断の成功や資産価値の最大化、さらに構築後の継続運用・改善まで担う。
これも根底にある考え方は同じです。
お客様の成果が出るところまで関わる。
それだけです。
利他は「自己犠牲」ではない
ここは非常に重要です。
私は、利他とは自己犠牲ではないと思っています。
無償で働くことでもありません。お客様から言われたことを何でも受け入れることでもありません。
TFが考える利他とは、相手の成功を考えて行動することで、結果として自分たちも成長する関係をつくることです。
お客様のビジネスが伸びれば、TFに任せていただける仕事も増えます。仕事が増えれば、TFの売上・利益が伸びます。利益が増えれば、優秀な人材を採用できます。AIや技術へ投資できます。メンバーの待遇も改善できます。組織が強くなれば、さらに高度な仕事を受けられるようになります。
すると、今まで以上の価値をお客様へ返せます。
私はこの循環こそ、健全なビジネスだと思っています。
TF経済圏とは「価値が循環する仕組み」
私がこれからTFでつくっていきたい経済圏は、単純な売上規模の話ではありません。
利他を起点として価値が循環する経済圏です。
顧客の成功を考える。
↓期待以上の価値を提供する。
↓顧客の事業が成長する。
↓信頼が蓄積する。
↓契約が継続し、新しい相談が生まれる。
↓TFの事業が成長する。
↓人材・AI・技術・新規事業へ再投資する。
↓さらに大きな価値を顧客へ提供する。
この循環を大きくしていく。
それが、私の考えるTF経済圏です。
ここには、単なる「発注者と受注者」という関係はありません。
一緒に事業を成長させる仲間に近い関係があります。
結局、最後は「誰と仕事をしたいか」
AIがさらに進化すると、開発会社同士の技術力の差は今より見えにくくなっていくかもしれません。
開発スピードも上がる。コストも下がる。AIによる見積もりや設計も高度になる。
そんな世界で、最後に企業が選ぶ基準は何でしょうか。
私は、「この人たちと一緒に仕事をしたいか」だと思っています。
困ったときに相談できる。自社の事情を理解してくれる。耳の痛いことでも、本当に必要なら言ってくれる。契約範囲だけではなく、事業全体を見てくれる。そして、自社の成功を自分たちのことのように考えてくれる。
そんな人たちがいる会社は強い。
だから私は、TFの最大の資産はAIでも、開発手法でも、オフショア拠点でもないと思っています。
TFに集まっている「人」です。
そして、その人たちに共通しているものが「利他」なのだと思います。
利他が、TFの存在価値を大きくしていく
売上はもちろん重要です。利益も重要です。
会社を成長させる以上、数字から逃げることはできません。
ただ、売上だけを追い続ける会社には限界があります。
私たちは、「TFが儲かったから成功」ではなく、「お客様が成功し、その結果としてTFも成長した」という会社でありたい。
お客様の事業が伸びる。TFの事業も伸びる。TFのメンバーも成長する。そして、さらに大きな仕事に挑戦できる。
その中心にあるものが、利他です。
AI時代になればなるほど、人間にしか生み出せない価値は、より鮮明になっていくと思っています。
Business by AI。
AIで事業を前へ進める。しかし、その中心にいるのは人です。
そして、その人が「誰のために仕事をするのか」で、AIが生み出す結果も大きく変わります。
TFは、利他の精神を持つ仲間とともに、お客様の事業成長に本気で向き合う会社であり続けます。
お客様の成功がTFを成長させ、TFの成長がお客様へさらに大きな価値を返していく。
この循環をもっと大きくする。
それが、これから私たちがつくっていく「TF経済圏」です。
こんな企業様は、ぜひTFにご相談ください
・ベトナムオフショア開発を始めたいが、進め方がわからない
・すでにオフショア開発を活用しているが、うまくいっていない
・新規事業を立ち上げたいが、何から始めればいいかわからない
・AIを自社のビジネスへどう活用すればいいかわからない
・システム開発の企画・要件定義から相談したい
・開発会社とのプロジェクトが思うように進んでいない
・企画・開発・運用・改善まで一気通貫で任せたい
・まだ課題そのものが整理できていないので、とにかく相談したい
最初から答えが決まっている必要はありません。
「何を作るべきか」から、一緒に考える。
それがTFの仕事です。



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