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TFが支援した成功事例に学ぶプロジェクト推進の極意

  • 執筆者の写真: Daisuke Neigisi
    Daisuke Neigisi
  • 6 日前
  • 読了時間: 6分


「ベトナム×日本」ハイブリッドで“最短で成果に着地”させる方法


ベトナムオフショア開発は、正しく設計すればコストとスピードを両立できる強力な選択肢です。一方で、私たちTomorrowFuture(TF)が現場で何度も見てきたのは、こんな“つまずきパターン”です。


  • 「シニアを入れたのに品質が上がらない」

  • 「仕様の解釈がズレて手戻りが止まらない」

  • 「進捗は出ているのに、最後に炎上する」

  • 「PMが忙殺され、意思決定が遅れる」


本記事の結論を先に言うと、“シニアレイヤー”の置き方が勝敗を決めます。そして近年の実務では、シニアを採用するなら「日本人シニアエンジニア」の方がコスパが良いケースが増えています(※ベトナムを否定する話ではなく、役割設計の話です)。


なぜ「ベトナム人シニア」が伸び切らない現象が起きるのか


ここで言う“伸び切らない”とは、技術力そのものというより、成果に直結する上流・推進力が伸びにくいという意味です。代表的には以下です。


1) 仕様の曖昧さを埋める「設計思考」が不足しやすい

実装経験が長くても、

  • 誰が何を決めるべきか

  • どこを詰めればリスクが消えるか

  • どういう仕様なら運用が破綻しないかを“決め切る”動きが弱いと、結局手戻りが増えます。


2) 日本語・商習慣・暗黙知の壁が「コスト」になる

要件定義〜受入までの工程では、言語よりも厄介なのが暗黙知です。「この言い回しは実質NG」「社内政治的にこの順番」「稟議の落とし所」など、ここを外すと炎上します。この“見えないコスト”が積み上がると、表面単価の安さが消えます。


3) “推進の筋肉”は経験年数ではなく「修羅場の質」で決まる

シニアでも「開発の修羅場」「品質事故」「運用崩壊」「大規模改修」などの経験密度が低いと、プロジェクトの難所(意思決定・リスク潰し・合意形成)で力が出ません。


TFの成功事例に共通する「プロジェクト推進の3原則」


TFが支援して成果が出た案件には、必ず共通点があります。それはプロジェクトを次の状態に整えることです。


  1. 意思決定できる状態に整える(論点・選択肢・影響範囲を可視化)

  2. 実装チームが迷わず作れる状態に落とし込む(仕様の確定、例外、運用、受入条件)

  3. 出荷可能な品質で着地させる(QA設計、テスト戦略、受入設計、監視運用)


この3つを最短で実現するには、“上流と推進を担うシニア”が強いことが絶対条件です。


成功事例①:新規事業のMVPを「揉めない仕様」にして短期リリース


よくある新規事業の失敗は、開発開始後に仕様が増殖し続けること。TFではまず、実装に入る前に以下を揃えます。

  • 画面・導線・状態遷移(例外含む)

  • データ定義(ID体系、履歴、権限)

  • 非機能(性能・セキュリティ・障害時挙動)

  • 受入条件(“何ができたらOKか”の定義)


ここで効くのが、日本人シニアの論点整理と合意形成です。ベトナム側は実装速度が出る一方、仕様が曖昧だと手戻りが増えます。だからこそ、日本人シニアが「曖昧さ」を先に潰し、ベトナムが迷いなく作る。この役割分担が最も費用対効果が高くなります。


成功事例②:既存サービス改修で“品質事故を出さずに”リリース頻度を上げた


既存システムの改修は、新規より難しいです。理由は「地雷」が多いから。TFでは、改修案件ほど以下を強化します。

  • 影響範囲の特定(どこが壊れうるか)

  • 変更設計レビュー(観点表で抜け漏れ防止)

  • テスト設計(回帰の最小セット、E2Eの要所)

  • リリース判定基準(Go/No-Goの条件を事前定義)


ここでも、単価の安い“シニアっぽい人”を入れるより、事故を未然に潰せる日本人シニアを置いた方が、結果的に安くなります。品質事故は、1回で信頼・工数・売上機会を一気に失うからです。


成功事例③:運用・監視まで見据えて「作って終わり」を卒業した


多くの炎上は、リリース後に起きます。TFは要件定義の段階から、運用の現実を織り込みます。

  • 障害時の切り分け手順(誰が何を見て判断するか)

  • ログ設計・監視設計(アラートの意味を持たせる)

  • 運用負荷(問い合わせ、データ修正、権限運用)

  • “運用で詰む仕様”を事前に排除

この設計は、日本の現場の運用感覚が強いほど精度が上がります。運用を知らないシニアは、ここで必ず漏れます。


じゃあ結局、どういう体制が「最強」なのか?

結論:日本人シニア × ベトナム実装部隊のハイブリッドが勝ちやすいです。


推奨チーム例(わかりやすい型)

  • 日本人シニア:Tech Lead / アーキ設計 / 要件定義 / 推進(PMO)/ 品質戦略

  • ベトナム:実装(Mid中心+Junior)/ 単体〜結合の実装テスト

  • 必要に応じて:日本語QA・受入支援・運用設計

これで何が起きるかというと、「上流の迷い・手戻り・炎上」を日本人シニアが先に潰し、ベトナムがスピードで勝つ。結果、総コストが下がり、納期も守れます。


“日本人シニアがコスパ良い”を、もう一段具体化すると

単価だけ見れば、海外の方が安いことは多いです。でもプロジェクトの総コストは、ざっくり言うとこう決まります。

総コスト = 人月単価 × 期間 + 手戻りコスト + 品質事故コスト + 機会損失

日本人シニアの価値は、手戻りと事故と機会損失を減らすこと。これが効く案件(=ほとんどの商用開発)では、結果的に安くなります。


今日から使える「推進の極意」チェックリスト(10項目)


ベトナムオフショアでも国内でも、これが揃うと成功確率が跳ね上がります。

  1. 目的と成功条件が1枚で言える

  2. 意思決定者と決裁フローが明確

  3. 仕様の未確定点が“棚卸し”されている

  4. 例外系(エラー、キャンセル、権限)が定義されている

  5. データ定義が固い(ID、履歴、整合性)

  6. 受入条件(OK/NG)が事前にある

  7. テスト戦略がある(どこを厚く、どこを薄く)

  8. リリース判定基準がある(Go/No-Go)

  9. 障害時の切り分け導線がある

  10. 週次で論点が前に進む“推進役”がいる

この10項目を最短で揃えられるのが、実戦経験の濃い日本人シニアです。


TFが提供できること(“丸ごと任せる”を成立させる)


TFは、要件定義〜設計〜推進(PM/PMO)〜品質保証〜受入までを一気通貫で支援し、プロジェクトを 「意思決定できる状態」→「迷わず作れる状態」→「出荷品質で着地」へ運びます。


  • ベトナム活用の設計(どこを海外に任せ、どこを日本が握るか)

  • 日本人シニアによる上流・推進・品質戦略

  • 実装チームが迷わない成果物(仕様・受入・テスト観点)

  • 立ち上げ期のスピード、運用まで見据えた着地


まとめ:シニア採用の答えは「どの国か」ではなく「どこを握るか」


ベトナムオフショアは、正しく使えば最強です。ただし、“シニアに期待する役割”を間違えると、安さが高くつきます。

  • 推進・上流・品質戦略は、日本人シニアが握る

  • 実装のスピードは、ベトナムの強みを最大化する

  • 両者を繋ぐ設計と運用を、TFが伴走して整える

この型で、プロジェクトは驚くほど前に進みます。


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