「ベトナム人のマインドセットは中国人と同じ」それを理解すれば、オフショア開発は必ずうまくいく
- Daisuke Neigisi
- 6月19日
- 読了時間: 2分
「ベトナム人は日本人と感覚が近い」——そんな言葉を信じて、オフショア開発に踏み出したものの、思い通りにいかずに頭を抱えていませんか?
結論から言います。ベトナム人のマインドセットは中国人に近い。その視点を持たない限り、ベトナムオフショア開発は必ずどこかで歯車が狂い始めます。
■ 日本との“価値観ギャップ”に潜む落とし穴
日本の常識では、「言われなくても察する」「ミスを未然に防ぐのがプロ」などの“阿吽の呼吸”が美徳とされています。しかし、ベトナム人は「言われたことをやる」「言われてないことはやらない」スタンスです。
これは、中国のビジネススタイルと酷似しています。
主従関係を明確にし、責任の範囲もはっきり線引き。逆に言えば、指示が曖昧なままだとプロジェクトが“迷子”になります。
■ 「信頼」は契約とルールの先に築かれる
日本のように“人情”や“空気”で成り立つ信頼関係は、ベトナムでは通用しません。
むしろ、「契約で決めたこと」「役割を明確化した関係性」が先にあり、その上で実績を積み重ねていくことで、信頼が育まれていくのです。
ここも、中国ビジネスとそっくり。裏を返せば、日本式マネジメントをそのまま持ち込むのは危険とも言えるでしょう。
■ では、どうすればいいのか?
私たちTomorrowFuture株式会社は、ベトナム現地での長年の実績と、日本とベトナム両方の商習慣を熟知したPM陣により、文化の“ズレ”を徹底的に埋める体制を構築しています。
具体的には:
日本人PMによる要件の言語化と明文化
現地ベトナムエンジニアへの丁寧なブリッジと教育
中国式マインドセットを踏まえた指示設計とレビュー体制
途中で軌道修正が必要になる場合の判断スキーム
こうした地道な“差異の理解”と“仕組み化”が、プロジェクトの成功確率を圧倒的に引き上げるのです。
■ 最後に
「ベトナム人は日本人に近い」ではなく、「中国人に近い」という現実を受け入れ、そこに対策を施せるかどうかが成功の分岐点です。
TomorrowFuture株式会社は、その“翻訳者”として、文化ギャップを乗り越えるシステム開発体制を構築します。オフショアで悩んでいるなら、ぜひ一度ご相談ください。
Comments